フィリピンのグルメ

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フィリピンパブというのは割と見かけるのに、どういうわけかフィリピン料理というのは日本ではあまり聞かない。たしかにフィリピン料理というのは諸外国の有名料理のような特徴が無い。韓国料理のように辛いわけでもない、タイ料理のように香草が入っているわけでもない。そんなところが日本でフィリピン料理が流行らない理由だろう。

それでもセブは海に囲まれた島ということもあり、セブの料理といえばシーフードという認識がフィリピン人の間にもある。料理でなく食べ物として枠を広げるなら果物はたしかに美味しい。マンゴーもパイナップルも、日本では絶対に食べられないほど味が濃く「フィリピンならでは」を満喫できる。

ただし調子にのると大変なことになる。

マンゴーは実はウルシ科の植物で、アレルギー体質の人だと皮を触るだけで肌荒れを起こすこともある。当然実の方も刺激が強い。お洒落な朝食を気取って、ブラックコーヒーにマンゴーなんていう組合せで済ますと、30分も経つ頃には物凄い胃痛で動けなくなる。マンゴーは必ず何かを食べた後のデザートとして食べるというのは現地の人の常識だ。

シーフードでも「キニラオ」という料理があって、生のシーフードを酢で締めたものだが、これもやや注意を要する。

食あたりというのは体調、つまり免疫力・胃の消化力などで個人差が大きく、同じものを食べても平気な人は居るものだが、私は結構当たりやすい体質で、キニラオで数回当たっている。

食べて数時間後、最初はトイレの回数が多くなり、次第に下痢、その後に吐き気。これの繰り返し。上から下からだから、洋便器に座ったり、抱えたりと忙しい(笑)

そしてその後、猛烈な胃痛が襲ってくる。全身から力が抜け、手足にしびれが走り、床に寝転んだままちょっと咳き込んだだけでも水状態のウ○コ漏らしたりして(汚くてスマン、でも実話だ)、気がついたらそのまま朝になってた、なんてことがあった。

フィリピンの医療は発展途上国といえど、下痢の治療に関しては日本よりはるかに進んでいて、ドクターは適切な治療をしてくれるし、また薬もよく効く。

現地の人間が食べに行くようなローカルレストランに行くとこういうことがあるが、普通に観光客が行くようなお店ではそういうことが無いのでご安心あれ。