学歴・学校名は有利にはたらくか?

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大手であれば、ほとんどの会社で大学でフィルタリングしているはず。だがテクダイヤでは学校名や学歴は気にしない。俗にBランクとかCランクと言われる学校であってもOK。逆に上位校であってもあまりプレミアム感を感じない。

海外で仕事をすればすぐにわかることだが、学校名なんぞ全く役に立たない。例外的に韓国のお客さんだったり、また日本国内であれば、お客さんとの会話に「どこの大学ですか?」と、話にのぼることが無いわけではない。が、普通は大学を出たことすら聞かれもしない。

私は採用の仕事よりも技術の仕事をしていた期間が長いが、アジア、ヨーロッパ、アメリカの技術者、研究者、時には大学教授という肩書の人と直接話をしても、出身大学や学部を全く聞かれない。彼らが知りたいのは「私が何を彼らにもたらすか」であって「私が何者か」ではない。

それでも技術者としてなら技術で勝負できるからまだマシで、これがフィリピンのマネージメントとなると話はもっと難しい。単に知識や経験があるとか無いとかではなく、態度、規律、姿勢など、品格や人望を問われることになる。これはかなりきつい。

 

就活視点で考えればもちろん学校や学歴は全く無関係とまでは言えない。難関校はそれなりの努力をしないと入れないのだし、いい人材が揃っている確率はそれなりに高い。が、飽くまでも確率の話であって、本人の質を保証するものではない。

またよく聞かれる質問に「大学院に行ってないと駄目か」とか「短大では駄目?」というものがある。

答えは「それなりであればOK」。つまり、大学院なら大学院にふさわしい知識と経験を身に着けていることが必要という考え方だ。

これは留学でも同じ事。せっかく留学したのであれば留学したにふさわしい語学力と経験を持ちあわせて居るべきで、海外へ行くお金と時間を使っておいて国内で勉強するのと差がないのであれば、行かないほうがマシ。

「留学してそれしかできないの?」は「東大行ってそれしか出来ないの?」と同じで、もっと言えば「大学行った意味無いんじゃないの?」ってのは誰にだって当てはまる。

専門学校や短大または高卒で荒削りでもポテンシャルが感じられればよく、会社に入ってから実践で鍛えれば、無駄にボーっと大学へ行くよりも学ぶことは多いだろう。

しかし大学院でも留学でも「そりゃ院に行かなきゃ無理だわな」とか「日本じゃ絶対それ出来ないね」という経験を積んでいる場合には大きなアドバンテージになる。それこそ「どうだっ!」と胸を張って自慢して欲しい。

いずれにしろ、テクダイヤは人物重視。履歴書のデータは二の次なのだ。