ともだち100人できるかな?

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テクダイヤの目の前の通り沿いの桜がきれいに咲いている。実に春らしい。この桜並木のアーケードを通り抜け、明日新しい一歩を踏み出す新人たち。

学生から社会人への転換。これまで長年に渡ってサポートしてきた親御さんたちも新しい門出に際し、さぞ心配していることだろう。

「会社に入って新しい友達できるかな?」

って、そんなわけあるかっ!

法律が変わり、明日から成人も20歳から18歳へと引き下げになるこの時代。よりによって大学卒業したイイ歳した大人に友達できるかどうかなんて気にする馬鹿な親は居るわきゃないだろ。

なのだが、エントリーシートや履歴書に「友達たくさんできました」と書いて、留学先で撮った友人に囲まれた写真を貼り付ける学生がやたら多い。国際交流で友達づくりを自慢できるのは、ドラクエで笛なしでゴーレム倒すとか、ナイフだけでクリアするバイオハザードとかと同じで、言葉が満足にできないのに友達つくっちゃう小学生までだ。

音楽や美術で留学して、帰ってきてから作った履歴書に「友達100人できました」って書いてあったら笑っちゃうだろう。それが堂々とアピールすることが許される不思議さがビジネス系や語学系の学生履歴書にはある。

友達100人できましたは結果論ではあるが、もともとそれが目的で高いお金をかけて留学するような学生は居ないはずだ。留学をアピールするなら当初の志を貫徹したかどうか、そこが一番肝心ではないかと思う。

また友人エピソードを書くのなら、その友人と何を生み出したのか、だろう。NPOはじめました、ボランティア団体作りました、コンテストで優勝しました、など何か実績があるならその留学の脇役たるエピソードは企業受けするエピソードになりうる。

「今でも仲の良い友人です」のアピールは、わざわざ高い学費や滞在費と長い時間をかけた留学がネガティブに受け取られるので気をつけたい。

さて4月から社会人になる元学生へ同様にアドバイスするとすれば、会社で作るのは友達ではなく「仲間」だ。まずは社内に仲間を作ること。

遊びに行かなくてもいい。一緒に飯行かなくてもいい。でも自分がピンチになったとき、いざというときに助けてくれる同期や先輩社員。それが多ければ多いほど仕事がうまく運ぶのだ。

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