人一倍頑張るとは

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先日、来年の春から働く予定の内定者と話をしていたら「今からどう頑張ったらいいのか、ウズウズしています。人より頑張るためには会社に早く来て...」と続けたところで話を遮った。

そのこころざしは偉い。素直に褒めてあげたい。しかし、なのだ。会社は言ってみればお神輿を担ぐ場だ。お神輿担ぐのに一人では頑張りようがないではないか。

自分が頑張るのは当然の話。もっと大事なのは周囲をどう頑張らせるのか、どうやって引き上げていくのか、それが最も重要で、かつ難しい。

人より先に会社に来て掃除しても仕事しても、それが周囲に影響を与えてチーム力がアップしなければ大した結果にはつながらない。人知れず頑張っても自己満足に終わる。

会社での仕事をチームスポーツに例える人が多いが、それは性質がよく似ているからだ。人より頑張ってもその頑張り方が周囲に良い影響を与え、チーム全体を引き上げることができるならば試合で勝つことができる。しかし自己完結で終わるなら「自分はこんなに頑張ってるのに、なんだこいつらは」と周囲を批判し、チームに居ることがバカバカしく思え、結局はチームから去ることになる。

頑張りが空回りしないよう、周囲にどう影響力を与え全体として結果を出していくのか考えることが大切だ。