ベルギーでベルギーワッフルを食べるの巻

with コメントはまだありません
ベルギーでベルギーワッフルを食べる
ベルギーでベルギーワッフルを食べる

この写真は何年か前、私がまだ東京テクニカルセンター(埼玉工場)に居た時代にベルギーに行った時のもの。写真に写るのはテクダイヤ随一の職人である黒米さん。二人でアントワープの街角でワッフルを買って食べたときのスナップだ。

日本では多くのダイヤモンドが消費地として流通しているが、加工産業としては非常に規模が小さい。ダイヤモンド研磨産業が発達しているのはベルギー、イスラエル、ニューヨーク、インド、そして中国やタイだ。その中でもベルギーは歴史的に、ダイヤモンド産業に関わるユダヤ人が逃れたどり着いた場所であり、原石や研磨済みダイヤモンド流通の中心地であるばかりでなく、道具や設備のメーカーも充実している。ベルギーに出張した理由は設備購入のためだ。

だが、いくら物が良いといっても見てもいないものをネット上のカタログだけで買うわけにはいかない。ということで二人で現地に乗り込んだのだ。

テクダイヤはベルギーに取引先どころか知り合いもゼロ。道案内をしてくれる人も居ない土地。飛行機の手配やホテルの予約は当然のこと、メーカーとのアポイントから訪問先への交通手段確保など、何から何まで自分たちでやらないといけない。

とはいえ、そこは自分たちで行程を決められる利点も有り、ダイヤモンド博物館や研磨工房を訪れ、ついでにあのフランダースの犬の最終シーンで有名なアントワープ大聖堂を訪れたりと、盛りだくさんの出張となった。

アントワープの街角で見るワッフルは、さしずめ日本で言うところの鯛焼きだろうか。そこらじゅうにあるわけではないが、気をつけて街を観察してると時折見つけることができる。それに比べるとチョコレート屋は多い。しかし何故か有名なゴディバは空港でしか見かけなかった。ブリュッセルが本拠地だからだろうか。一方カジュアルバッグで有名なKiplingはアントワープ発祥だからかブティックをちらほら見かけた。

さて、出張は会社の金を使う観光旅行ではないから成果を出さなくてはいけない。この出張の結果がどうなったか。技術的なことなので詳細については触れないが、製品の製造コストは1/5以下、精度は10倍上がるようになったとだけ申し上げておこう。めでたし、めでたし。

Leave a Reply

CAPTCHA