オヤカク

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今年の就職戦線は売り手市場で学生がいくつも内定を持ち、吟味して本命の企業を決めるため内定辞退がものすごく多いと聞く。内定辞退を防ぐ目的で中小企業の中には家庭訪問をして学生の両親に挨拶をして事業内容や採用理由を説明したり、または親のための会社内覧会を開いたりする企業が増えている、というテレビ報道を見た。

企業が採用学生の親の確認を取ることを「オヤカクと」いう言うらしい。

私が学生だった自分は親に就職の件で相談するなんて恥ずかしかったのだが、そういう考えって昭和なのだろうか?人生の重大局面で相談するというのであれ ば、今時の若い人にとって恋愛事も親に相談するんだろうか?いちいち親におうかがいをたてないと恋愛もできない・結婚もできないなんて想像するだに恐ろしい。

テクダイヤは仕事が面白い。その面白さは裁量の大きさだったり、グローバルに展開しているフィールドの大きさだったり、想定外の事が多いからだ。海外赴任もあるだろう。そういう重要局面のたびに親に相談し、その挙句に社長や人事が駆けつけなきゃならないなんてアホくさい。

恋愛は相談しないけど就職なら相談するというのであれば、会社辞めそうな時にも親に相談して辞表出すんか、という疑問は沸く。考えれば考えるほどわからん。

確かに今の学生の親の世代は団塊の世代で、その上の世代はいわゆる昭和一桁の頑固親父の世代。団塊の世代が中学生や高校生当時に流行っていたアメリカのドラマのような「友達のように接してくれる物分りのいい、やさしい父親や母親」にあこがれて育ち、その結果として理解のある親になったというのは理解できる。

面接では「親御さんは就職についてどういうアドバイスをしますか?」と毎回のように聞いているが、9割以上が「自由にやっていい。自分の好きなところに行きなさいと言っています」であって、「うるさく指図するから就職の話をするのを止めました」とか「メーカー以外認めないぞ、って言われています」なんて口うるさい話は皆無。

で、ここで言っているのは親が悪いなんて話ではない。学生に言いたいのは、そこに甘えちゃいけないでしょ、という話である。

親がすごく理解があるのは羨ましい話でもあるが、だからこそ自分で強く自立を意識し、親の理解や親切につけ込んで易きに流れないように気をつけなければ、いつまで経っても子供のままだ。

ビジネスでは重要な決断を1人でしなければいけない局面が来る。その時にまだ若いから、まだ一人前になってないから、などと理由をつけて自立できない・しないようでは仕事にならない。その言い訳を学生だからいいんだと今からやっていて、いきなり社会人になってちゃんtのできるようになるとは思えない。いつ変わるべきなのかといえば、今でしょ。

いずれにしろテクダイヤが内定者の親向けに説明会を開くようなことはないし、開かなくてはいけないような人材しか集まらないなら新卒採用をやめたほうがいいと思う。