エナジーバンパイア

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エナジーバンパイアとは人の生気を吸血鬼のように吸ってしまう人のこと。詳しくは各自ググって調べて欲しい。こういう人が周囲に居るとやたらと疲れる。

どの会社でも必ずエナジーバンパイアは居る。いや、会社だけでなく友人の中にも居る。よく見かけるのは評論家タイプだ。やたらと批判はするのに、じゃどうすればいいのか?となると案が出ない。頭だけは良い。だから批評は的確で一見正論。それだけに反論をなかなかゆるさない。だが建設的ではなく、いつまでもネガティブな話ばかりが続く。こういう人間と付き合っているとどんどんとダークサイドに引き込まれて疲れてしまう。

何が問題かといえば、一言で言ってしまえばリーダー資質が無いところがいけない。

リーダーシップとは何か、といえば安心感だ。この人と一緒にいれば死なない、という生存本能に近い部分での安心感。どんなに怖くとも、どんなに厳しくとも、またどんなに胡散臭くとも安心感のある人間には人はついていく。

これはネットのパクリなのだが、面白い話なので転載する↓

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それはスイスでの軍事機動演習のときに起こった。

ハンガリー軍の小隊の若い中尉は、アルプス山脈で偵察隊を凍てつく荒野へ送りだした。その直後に雪が降り始めた。降雪は2日間続いた。その間、偵察隊は戻ってこなかった。

中尉は、部下を死地に追いやったのではないかと思い悩んだ。しかし3日目にその部隊は戻ってきた。彼らはどこに行っていたのか?どうやって道をみつけたのであろうか。彼らがいうには、

「われわれは迷ったとわかって、もうこれで終わりかと思いました。そのとき隊員の一人がポケットに地図を見つけました。おかげで冷静になれました。われわれは野営し、吹雪をやり過ごしました。それからその地図で帰り道を見つけ出しました。それでここに着いたわけです。」

中尉は、この命の恩人となった地図を手にとってじっくりとながめた。驚いたことに、その地図はアルプスの地図ではなく、ピレネーの地図であった。
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これは組織論の大家、カール・ワイクの「メイクセンス・イン・オーガニゼーション」に取り上げられているエピソード。私は原典にあたっているわけではないから、これが実話なのかどうかは確かではない。しかし、さも「ありそう」な現実味のある話だと思う。

結局、雪山の中で強いリーダーシップの元、皆が「生きて帰れる」と強く信じ、勝手な行動を取る者が出ず、全員で協力して行動した結果が奇跡の生還を生んでいる。リーダーには部下を迷わせないだけの安心感が備わっていなければならない。それがたとえ嘘でもだ。

エナジーバンパイアは仲間を増やすため、不平不満を持っている人間に共感という手段を用いて巧みににアプローチしてくる。しかし頭がいいだけの、こずるい奴に騙されてはいけない。そこには夢も希望もない。

テクダイヤではそれを会社のスローガンである「こうしましょう。」で封じている。文句があるのであれば必ず「それであなたの『こうしましょう。』は?」と代案を求める。

ネガティブなエネルギーから幸せは生まれないのだ。