これはネタバレになるから書きたくなかったのだが、せっかく真面目にこのブログを読んでいる就活生のために耳寄りな情報。
テクダイヤでは選考で作文があるのだが、その試験で必ず消しゴムのカスが出る。この消しゴムのカスの行方が私には密かな楽しみなのである。試験会場である会議室には意図的にゴミ箱を置いていない。ここがポイントだ。
消しゴムのカスをまとめて、ティッシュか何かに包んで持って帰る人。これが出来ると100点。
カスを机の一箇所にまとめておく人。大半の人がこのパターン だが、点数にしたら50点。
まとめることすらしないで机のあちこちに放置する人、0点。
机の下に手で払って落す人、残念だがあなたは採用しない。誰が掃除してるかって言えば、私が毎度掃除機をかけているのだ。
あなたが初めてデートに行ったとしよう。あれこれ吟味して予約したお店で美味しい料理をオーダー。なのに相手がお皿の外にまで食べこぼして平然としていたり、嫌いな食べ物をより分けていたらどうだろう?千年の恋も一瞬で冷めるんじゃなかろうか。
ある企業では面接会場の廊下にわざとゴミを置き、離れたところに置いてあるゴミ箱に捨てるかどうかをチェックするのだそうだ。自分の出したゴミじゃないからと無視する人、そもそもゴミ自体に関心を持たない人は、組織に入っても同じようにする。
自分の家じゃないから、自分の出したゴミじゃないから片付けないという人は、組織では活躍できない。仕事ではまさしく、他人のケツを拭くことが必要となる。「お客のせいだ」「あいつの責任だ」と知らんぷりを決め込む人間は、仕事のチャンスそのものが巡ってこなくなる。
優秀かどうかはテストをやればわかる。しかし優秀であるだけで社会人として大成することは難しい。むしろ周囲への気遣いや気配りといった要素の方が、上司にも可愛がられ、周囲からも信頼を受け、そして上に立つ立場になったときに部下からの人望も暑く、ロングスパンで成長が見込まれる。
たかが消しゴムのカスと侮る事なかれ。そしてゴミが落ちていたら自分のせいでなくとも拾うこと。きっと誰かが見ている。